私は映画やTVドラマを見ると、大抵話しの流れがわかってしまい、本当につまらないものが多いので、飛行機ですることが無い為に、観ることが多いです(映画ファンorTVドラマ好きの方、申し訳ありません、でも、私だって面白い映画を観たいだけなのです。つまらないのです)。
さて、この映画、面白かったです。
実際に医師である方が書かれた本が元になっており、現実味もあると思いました。
ストーリーなどは、公式HPでどうぞ:
http://kamisamanokarute-movie.jp/index.html
メトロポリスでの案内:
http://metropolis.co.jp/movies/eiga/kamisama-no-carte-2/
予告編:
患者と医師の話での、「泣き」の部分は、「はいはい」という感じだし(どこにでもある話でしょ)、
消化不良の箇所もありましたが、
主人公の葛藤も面白かったし、患者役の加賀まりこさんもいい味を出していたよ。
個人的には、宮崎あおいさん演じる、カメラマンの妻にとても共感しました。
映画予告編にも登場する台詞ですので、書きますが、
医師として葛藤する主人公イチが、カメラマンの妻ハルに尋ねます。
「どうして写真を撮るんだ」
ハルが答えます
「ほんの一瞬でも誰かの心を救えたら(って思って撮るんです)」
この言葉に、同じアーティストとして、とても共感しました。
私の詩を読んで、共感してくれる人がひとりでも居たら・・・
一瞬でもいいから、読者の心に、人生に、はっとする瞬間が出来たら・・・
そんな事を思って書いています。
きっと、物書きだけではなく、アーティストは皆多かれ少なかれ、この「瞬間」を目指して創作しているはずです。
数え切れない詩人がいるこの世界で、自分がどうやって生きていくのか、書いていくのか、改めて考えさせられた作品でした。
昨日、やっと1月初めに届いていた新人賞の本を受け取りにいきました。
冒頭の選考委員代表者の言葉に、
「この本に納められた作品の作者たちは、これからのアメリカ詩の世界を築いていくのである」
とありました。
そうなのだろうけれど、選ばれた50人の中で、何人がその役目を果たせるでしょう。
卒業後には日本へ帰る私は、どうやって今後、日米で詩を書いていくのでしょう。
様々な意味で、後悔のない最終学期にしたいと思います。
ところで、題名の『神様のカルテ』は、色んな意味に捉えられますね。
神様(医師)が書いたカルテだったり、
神様のカルテ=寿命だったり、
神様のカルテ=人生そのもの、だったり、、、
久々に、いい映画で考えさせられたなぁ。
最後に、辻井伸行さんの、「神様のカルテ テーマソング」を。
私は朝に聴くのが好きです。1日、頑張ろう、って思えるから。
もちろん、1日の終わりでもいいと思います。
1日を振り返りながら、明日を思えるような、とても力強い優しさでいっぱいの曲です。
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