2012年2月2日木曜日

神様のカルテ In His Carte

先日、デルタでのフライトで、映画「神様のカルテ」を観ました。
私は映画やTVドラマを見ると、大抵話しの流れがわかってしまい、本当につまらないものが多いので、飛行機ですることが無い為に、観ることが多いです(映画ファンorTVドラマ好きの方、申し訳ありません、でも、私だって面白い映画を観たいだけなのです。つまらないのです)。

さて、この映画、面白かったです。
実際に医師である方が書かれた本が元になっており、現実味もあると思いました。


ストーリーなどは、公式HPでどうぞ:
http://kamisamanokarute-movie.jp/index.html

メトロポリスでの案内:
http://metropolis.co.jp/movies/eiga/kamisama-no-carte-2/


予告編:



患者と医師の話での、「泣き」の部分は、「はいはい」という感じだし(どこにでもある話でしょ)、
消化不良の箇所もありましたが、

主人公の葛藤も面白かったし、患者役の加賀まりこさんもいい味を出していたよ。

個人的には、宮崎あおいさん演じる、カメラマンの妻にとても共感しました。


映画予告編にも登場する台詞ですので、書きますが、

医師として葛藤する主人公イチが、カメラマンの妻ハルに尋ねます。

「どうして写真を撮るんだ」

ハルが答えます

「ほんの一瞬でも誰かの心を救えたら(って思って撮るんです)」

この言葉に、同じアーティストとして、とても共感しました。

私の詩を読んで、共感してくれる人がひとりでも居たら・・・
一瞬でもいいから、読者の心に、人生に、はっとする瞬間が出来たら・・・

そんな事を思って書いています。

きっと、物書きだけではなく、アーティストは皆多かれ少なかれ、この「瞬間」を目指して創作しているはずです。

数え切れない詩人がいるこの世界で、自分がどうやって生きていくのか、書いていくのか、改めて考えさせられた作品でした。

昨日、やっと1月初めに届いていた新人賞の本を受け取りにいきました。

冒頭の選考委員代表者の言葉に、
「この本に納められた作品の作者たちは、これからのアメリカ詩の世界を築いていくのである」
とありました。

そうなのだろうけれど、選ばれた50人の中で、何人がその役目を果たせるでしょう。

卒業後には日本へ帰る私は、どうやって今後、日米で詩を書いていくのでしょう。

様々な意味で、後悔のない最終学期にしたいと思います。

ところで、題名の『神様のカルテ』は、色んな意味に捉えられますね。

神様(医師)が書いたカルテだったり、
神様のカルテ=寿命だったり、
神様のカルテ=人生そのもの、だったり、、、

久々に、いい映画で考えさせられたなぁ。

最後に、辻井伸行さんの、「神様のカルテ テーマソング」を。

私は朝に聴くのが好きです。1日、頑張ろう、って思えるから。

もちろん、1日の終わりでもいいと思います。
1日を振り返りながら、明日を思えるような、とても力強い優しさでいっぱいの曲です。


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