2012年1月30日月曜日

再渡米 Leaving for the US, Again

さて、明日は再(再再)渡米の日です。
何度目でも、思いますが、寂しい。
ずっとアメリカに2年間居てもいいではないか、という声もいくつかありますが、私は毎回長期休暇には帰ってバイトをしたり、休息したりしています。

今年の冬休みは、祖父との悲しい別れがありましたが、私が帰国中でよかったと思います。

Well, I am going back to the US again tomorrow.
It's always sad to leave my country...
Some people say that I should stay in the US for two years, all the way until the graduation, but I've been  here and there to work/rest in Japan when got a break.

There was a sad "farewell" to my dearest grandfather this winter holiday, but I was glad that I was here when he passed away.

今日の投稿では、冬休み中に行った散歩の写真などを一挙公開!です。

体調も優れず、行きたいところの半分も行けなかったけれど(四国方面への取材も叶わず)、冬の散歩道で癒されました。

Today I am posting the photographs I took during this winter.

Due to my health problems and concerns, I could not go to even the half of the places I wanted to go, but walking really healed my heart.












  

 

2012年1月26日木曜日

冬の庭園を歩く (殿ヶ谷庭園)

私は散歩が趣味と言えるほど、春夏秋冬、いつでも歩くことが好きです。
ショッピングや美味しいものを食べに行くことも好きだけれど、
一番好きなお出かけは何か、と聞かれると、「公園に行く」です。

冬の公園は、花も少ないし(2月まで、梅も咲かないし)、寒いし、で、人もまばらですが、
それもまたいいなぁ、と思います。

春にはあの木に花が咲くのだろう、とか、
夏にはあの木に青々と葉っぱが茂るのだろう、とか、
秋にはあの木も真赤になるんだろうな、とか、
考えながら歩くのが、楽しいからね。

先日は、殿ヶ谷庭園へ行ってきました。
国分寺駅から、徒歩2分と、とってもアクセスもいいので、
立川などの、中央線沿線のお買い物のついでに立ち寄ってみてもいいかもしれませんよ。

http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/outline036.html

やはり、日本庭園といえば、春の花々や、夏の萩、秋の紅葉がいいみたいですが、冬の庭園もいいものです。

入り口では、梅の盆栽がお迎えしてくれました。


ここは、萩のトンネルだそう。夏から秋にかけて、綺麗だろうなぁ。
この生垣のつくりが本当にお見事で、こちら側から歩いて行くと、足元から萩が出迎えてくれて、
数歩歩くと、左側、頭上、と徐々に全面を覆い始めるので、さぞわくわくすることでしょうね。

雨上がりの公園は滑りやすいから注意が必要。
だけど、こんな素敵な風景にも出会えます。

庭園に必須アイテムな、ししおどし、もあります。
音は、イマイチですが、かわいらしい造りでした。

(・・・余談ですが、ウィキで紹介されている、詩仙堂のししおどしは、去年の夏に見に行きましたよ。庭園のつつじが見事の一言でした。京都の庭園でも、屈指の美しさ。詩仙たちも拝めるしね。http://www.kyoto-shisendo.com/profile.html


それから、公園といえば、「しゃぼん玉」と言っても過言ではない私、
今回も、しゃぼん玉を持って行き、しばし楽しみました。

庭園の池やカエデ、赤松達を一望できる、紅葉亭からの眺めを楽しみながら、しばし、「ふぅー」っと。

ただ、池や小川がある公園は注意が必要です。
やはり、石鹸水を使うので、しゃぼん玉が水場に「着地」すると、自然に害になるからね。

写真のしゃぼん玉は、地面でじっとしばらくとどまって、
庭園の姿を映すドームになってくれました。

あと数日で渡米。日本の空気をお腹いっぱい吸って、頑張ってきます。

2012年1月21日土曜日

大好きなおじいちゃん My Dearest Grandfather

先日、最愛の祖父が他界しました。通夜、告別式が無事終わった今が、一番寂しいです。
My dearest grandfather passed away about a week ago. After the funeral was done beautifully, this is the most tough time-- I really miss him.

あまりにも突然の事だったので、誰も信じられませんでした。
詳しい死因などはここでは伏せますが、眠るように亡くなった、というのが唯一の救いというか・・・
We (and he himself too,) could never imagine his death like this. It was like an accident...too sudden.
I just remain silent about the cause of his death here, but the doctor told me that he died as if he fell asleep-- this fact was, in fact, such a relief for all of us.

今回、納棺から全てに参列したのですが、納棺の際には、シャンプーをしてあげられました。
This time, unlike other funerals of my relatives, we encoffined him together and I shampooed his hair too.

ここ数日で、どれだけ、子どものように泣いたか、分かりません。
I don't know how many times I cried like a child.

でも、昨夜、告別式なども終了し、祖父の持っていたデジカメのデータをPCに移していました。
But last night, after the funeral, I was transferring the photographs he left in his digital camera into my PC.
There was almost a hundred pictures of gorgeous flowers which my grandmother planted in the garden.
I could imagine his tender eyes looking into the viewfinder-- and I just cried.
園芸が好きな祖母の力作を、さりげない視点で映したものがどんどん出てきました。
どれも、全部、おじいちゃんの視線で見た花や、空、地面が映っていて、涙が出てきました。

と、ムービーが。
...and then, there was an one minute movie that he probably took by an accident.
I saw the beautiful yellow cytisus tree in his garden, while I also saw hi fingers busily searching for the right button to set the camera the "Picture Mode" again.
知らないうちに、ムービーモードになっちゃって、困っている様子の手元が、ずっと移っている。
庭の黄色いエニシダが揺れているのを撮っている。

と、何か声が。
...and I heard his voice.

「これかな・・」
"Maybe this one.."

と、ムービーモードを写真モードに戻すボタンを探す声が、たった一言だけ、おじいちゃんの声が入っていました。部屋をうろうろして、何かを探して、また窓辺に戻る足も映っていた。
懐かしい、おじいちゃんの足どりも、そのまま映ってる。こらえきれなくなったよ。
he said, and he walked around the room to look for something, and went back to take a picture by the window again-- then, the movie ended. The camera also captured the way he walked, so it was just....too much of him.

今はもう聞けない、大好きな祖父の声を聞いた途端、また、しばらく泣いてしまいました。
Right after I heard his voice, I cried a lot for a while again.

ここに、おじいちゃんの撮った写真を少し載せておきます。
I am putting some of the pictures he took before.
私の言葉よりもずっと、どんなに祖父が優しく、愛情に溢れた人か、お分かりになるかと思います。
I think they will tell you how he was tender and warm grandfather.

おじいちゃん、愛しているよ。
I love you, grandfather.





2012年1月4日水曜日

無題の詩のメモ (English translation's coming soon.)


「無題」

3月の震災後の新聞を
母に頼んでとっておいてもらったのに、
夏に帰国した時、開けなかった束は、
そのまま自室に積まれていた。

節電で薄暗い電車に揺られても、
暖かくない便座に座っても、
間引きされた街頭の下
心細くひとり夜道を歩いても、
涙ひとつこぼれずに
「不便だなぁ」と思った私は、
震災の揺れも余震も知らなくて、
何にも胸が痛まなかった。

何も知らない、それでも、
積み上げられた
3月12日から31日までの新聞を
広げることが出来なかった。
月日だけが過ぎ、
どこか気まずい視線を何度か
新聞紙に落としては、
やめ、私はまた
アメリカへ戻った。

友が聞く―
震災後のジャパンについて。
説明するときの胸の痛みは、
被災者や帰宅難民となった家族の
それではなく、
「何も知らないのに」
という自責の念からのもの。

年末の日本へ帰って、
間もなくの朝、
ようやく紐解いた新聞の束から
一番下の、
3月12日の朝刊を手に取り
広げた一面には、
真っ黒な長方形に
「巨大地震」という
聞きなれない名前の白抜き

被災者の写真がひとつも無いのが
とても不思議で、
どれだけこの津波が「全て」を
飲み込んでしまったのか、考える。

翌日、翌々日、、、の
紙面を見ると、
行方不明者の数の隣に、
徐々に死亡者数が載りはじめ、
やがて不明者の数は、
砂時計のように
死亡者数へと減り始めた。
きっと、
落ちていく砂をただ
見つめることしか出来ないような時間が
過ぎていったのだろうと、初めて涙が出た。

自室にひとり、
まだ20日にも届かない新聞を広げながら
目を閉じた。

いつか私が被災した時、
思い出すのは、新聞を広げたときの衝撃なのか。
悔やむのは、新聞たちを無視し続けた夏なのか。

―と、母が
「買い物に行くけれど、何か買い物は?」と
ドアをノックしたので、
「では、スクラップブックを」と
頼もうとして、
やめる。

この新聞は、どこか一部だけ、
切り取って保管するようなものではないのだと
思ったから。
3月だけとっておくべきものでもなかった、とも思った。
あれから毎日、変わらず、海が舐め続けるのに、
海岸沿いの傷さえ、まだ癒えないのに、
3月だけ切り取った私は、
何も解かっていなかった、と。

31日の新聞に目を通し、
また紐をかけた束を、
どこに仕舞うか迷って、でも、
勉強机の下に置くことにした。
本や手紙が押し込まれたところの、
僅かな残りのスペースに。

あれから机に向う時、
しょっちゅう、新聞紙の束に
足先をぶつけていたのが、
最近では、
うまく避けて座れるようになった。

そんなこの頃、また私は、
自分の慣れやすさに胸が痛む。

松下綾子

2012年1月3日火曜日

新年から困っていること、アン・ドゥー・トロワ

その壱

風邪が治らない。熱は微熱なのだけれど、咳が続く、頭痛が続く。

その弐

手袋がない。革の手袋はあるのです。ロングコートにしているものなら、ある。
毛糸の、オーソドックスな手袋がないのです。
探せばあるとお思いでしょう?
でもね、私、どうやら女性の手袋では、小さいらしく、指が足りないのです。手の甲も、きつい。
こんな小さい手袋をどうやって着けてるの?というほど、みんな小さい。
革の手袋も、相当苦労して探したものだった。

ということで、見つかりません。百貨店も探しているのに。
大きい手の女性用、無いの?今の時代・・・

その参

クランベリージュースがない。
どうして?日本には、普通にスーパーでクランベリージュース(もちろん、果汁100%のだよ)が買えないのは、何故?
アメリカでは、毎日でも買えるのに・・・田舎でも、スーパーに売っている。
日本は、カゴメの果汁20%とかいう、私には「他に何入れてるんですか?!」っていうものばかり売っている。あとは、野菜ジュースに微量入っているの、とか。

ネットで検索すると、やっと500ml、1200円、とかで売っている。高すぎる。たかがクランベリーで・・・と思ってしまう。国が違うと、物価や売っているものが違うのは、分かる。だけど、別に特別でもないジュースが、クランベリーというだけで、日本は特別なものになってしまう、悲しさよ。

どうしてこんなに困って探しているかって言うと、デトックスしたいから。
私は普段、糖分、小麦粉、その他化学調味料や、醸造物、インスタント食品、冷凍食品は食べないで生きています。二年前から。
体質なので、そうしているのだけれど、連日の、クリスマス、御節、で糖分、醸造類(しょうゆが代表、みりんもお酒も、当然NG)が超過しまくり、デトックスしたいのです。

方法は、日本では馴染みがないけれど、ホットレモンを朝1杯飲んで、200mlのクランベリージュースを8倍に薄めたもの(1.6リットル)を1日かけて飲む。
これを1週間以上続けて、肝臓や腎臓のデトックスをします。

食事は野菜中心として、糖分、レトルト、インスタント、ジャンクフード、カフェインは全く取りません。

頭痛、腰痛がするほどのこのデトックス、春にするのが、アメリカでは主流ですが、私は御節の時期の後にするようにしています。

仕事をしている場合は、タイミングが難しいね。新年会とかで、食事も制限できないだろうしね。

ということで、クランベリージュース、探しているんです。クランベリーを買って、作るかしらね。

また夜は熱が上がるので、この辺りで。

2012年1月1日日曜日

Hello 2012

皆様、あけましておめでとうございます。
昨年も、色々な形でお世話になりました。今年も何卒宜しくお願い申し上げます。

予定では、今年の半分は、大学院修士課程最後の仕上げ、残りの半年は、帰国の予定です。

無事卒業するのは、当然のこととして、今年の目標をひとつ、掲げたいと思います。

「20代最後の1年を、後悔の無いように生きる」

です。

この目標を掲げることで、かなり色んなものに対するハードルを上げている気がしますが、
これが根幹となって、私を支えもしてくれる気がします。

。・:*:・゜★,。・:*:・゜☆♪。・:*:・゜★,。・:*:・゜☆。・:*:・゜★,。・:*:・゜☆♪。・:*:・゜★,。・:*:・゜☆

と、いうような話は置いておいて、私の年末年始の出来事をちょっと紹介。

30日は、桑田佳祐さんのライブに行って来ました。

私は4年ぶりの桑田さんのライブでした。

がんの手術後、TVでは数回見かけても、生のライブで声を聞くまでは、何だか「本当に元気かな」、
と心配だったので、行けて良かった。


会場に着いたのが、15時過ぎ。17時開演だったけれど、今回はオークション等への転売禁止の為、チケットを引き換え、抽選で決まった席のチケットを貰わないといけませんでした。

引き換えまでの道のりが長い長い。

チケットを無事引き換えても、会場時間の16時までは、外で待つことに。

でも、既に長蛇の列をなしている開場待ちの列に並ぶことにしました。

が、

誘導員がひとりもいない中、みんな「ここが入場の列?」「そっちはチケット引き換えの列?」「こっちは立ち見の列ですよ」「ファンクラブの人は中に先に入れるらしいですよ」と情報が錯綜。
列もあちこちに出来、横浜アリーナ周辺の歩道は、桑田さんのライブのお客さんでごったがえしていました。

母が、「震災の日を思い出す」と言い出すほど、誰も誘導する人がおらず、しばらくは混乱状態。

それでも、列が進み始めて、16時半には入場できたけれど、あれは危ないと思ったよ。

みんな落ち着いていたし、列も譲り合って並んでいたけれど、途中階段もあるし、けが人が出ないか心配でした。寒いしさ。

でも、入場すると、ファンって単純で、もうスイッチが入っちゃうのだけれどね。




ジョンレノンの追悼ライブに参加する桑田さんへは、ヨーコ夫人からのお花が来ていました。


お花を横目に、チケットを見ると、なんとセンター33列目、の文字。

横浜アリーナでは、以前、センター席10列目くらいに当たったこともあり、

この時を思い出しました。(この時、桑田さんに水をかけてもらい、コップを頂いた)

33列目は、前が通路なので、誰もいないし、24番の席だったので、ど真ん中。
まっすぐ正面に、桑田さんが居ました!!!

1曲目で登場した時、桑田さんが涙で見えなかった程。
元気な姿で歌う桑田さんの声も、今までどおり。安心したし、楽しい2時間半でした。

アグレッシブで、優しくて、元気で、セクシーで、ちょっとHで、切ない桑田さんワールドを満喫。

そうそ、お土産に、桑田さんがCM曲、出演を努めた、マウントレーニアコーヒーを貰いました。
しっかり開場でCMも流れていて、記念写真をパチリ。


日付変わって、31日、大晦日は、おせち作りの1日でした。

ここ5年以上は、ずっとおせちを手作りしていますが、今年も色々作りました。


壱の重

参の重

弐の重

鶏でごぼうとにんじんを巻いた、鶏ロール

くわいの松笠揚げ

七福(ごぼう、にんじん、レンコン、油揚げ、しらたき、切り干し大根、しいたけ)煮なます

気分一新の朝


・・・・・ですが、新年から、風邪で寝込んでいました。
今、熱が37度台にまで下がり、これを書いています。

寝ていたいのだけれど、1日からこんな調子の1日も悔しいので。

さて、最後は、桑田さんのライブで1曲目に演奏された、「現代人諸君(イマジン オール ザ ピープル)!」を。もちろん、この曲はジョン・レノンの"Imagine"へのオマージュ。
メッセージ性が強い、桑田さんの曲は、今も昔も、説得力があって、好きです。

この曲のように、やるせない世の中でも、アグレッシブに、しなやかに、強く生きて生きたいと思います。

皆様も、健やかなる1年を。