カラス、と言っても、種類がいくつかありますが、日本ではハシブトガラスが一般的ですね。
Roanokeでも、普通のカラスが居ます。
お馴染みの、「カー、カー」の連中たちです(某教授の口真似)。
英語では"croak, croak" or "caw caw."
でも、一際鳴き声が変な?カラスが居たのです。
最初は、特定の1羽かと思っていたら、そうでもないらしい。
一度聴いたら忘れられない鳴き声。グワガラ、グワガラ、といった感じ。
一昨年からずっと、気になっていたこのごろ、
エドガー・アラン・ポーの『大鴉(おおがらす)』、"The Raven"、という詩を読んだんだ。
(詳しくは、ウィキでも http://
この詩は、恋人を失った男性の下に、大きなカラスがやって来て、
ついには男性を狂わせて(追い詰めて)しまう、ちょっと怖い話。
Raven自体が、不吉の前兆と言われているようです。
ところで・・・カラスって普通、英語でcrowじゃない???
しかし、ポーの詩は、raven。
そうですそうです、このravenこそが、「変な鳴き声のカラス」だったのです!
日本語名は、ワタリガラス。
辞書によると、ravenはミヤマガラス、コクマルガラスもカバーするようですが、全体の特徴からして、ワタリガラスのようです。
ワタリガラスは、ハシブトガラスよりもひとまわり大きいのだとか。
だから、the Ravenは大鴉、と訳されていたのですね。大きいもの。
ワタリガラス、では何だかピンと来ないので、カラスに「大」を付けた翻訳者、ナイス。
ところで、ワタリガラスの名前の由来は、北海道に渡り鳥としてやってくるから、だそう。
なるほど、関東在住の私には馴染みが無かったですね。
今日、雨の中、大きいワタリガラスが鳴いていました。
普段は高いところで鳴き、人に慣れていないので、絶好のチャンス。
あまり近寄れなかったので写真も画像が荒いですが、
これがワタリガラスです。
調べてすっきり!
ravenの鳴き声でGoogle検索して、鳴き声が合致しました。 この鳴き声がまた、不気味と言えば不気味だし、 滑稽といえば滑稽だし。
しかし、「不吉」と言われるワタリガラスも、
イギリスのロンドン塔では、チャールズ二世の勅令で、ずっと最低6羽のカラスが飼われているそう。チャールズ二世って言ったら、17世紀ですよ??すっごい・・・
http://
かの幸福な国、ブータン王国では、国鳥だそうです。
http://
トコロ変われば、カラスも変わる、そのイメージさえも、位置づけさえも、変わるようです。
あんなに真っ黒で、一見、「不吉」「怖い」「暗い」というイメージしかない鳥でも、
国鳥になったり、国王勅令で飼われたり、というステイタスを持つ国もあるのですね。
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